宝の山

山の事を元森林組合作業員が現場案内いたします。植林、間伐、災害、旱魃、水、木の製品について見えるブログにします。

食器の塗料(環境ホルモン)についてについて

私は自分で食器を作っているので食器に塗る塗料について考えざるを得ない。木の食器はオイル、蜜蝋、漆などをぬることによって食器としての役割を果たしていたが漆以外は耐久性、耐熱、防水が劣るので陶磁器、ガラスに食器の座を譲らなければならなかったが木固めAができたことによって扱いの難しい漆に代わって食器にぬられる事が多くなり、食器の座を獲得することが可能になったのだがあまりみかけない。

木固めAはポリウレタン樹脂のプレポリマーで木材にきわめて浸透しやすく、木の組織内の水分と重合反応し、微量のガスと水分を発散しながら高分子樹脂に変わり、同時に木を固めます。硬化した後の木材は人体に無害、黄変が少なく耐摩耗性に富む優れた特徴を持ちます。木の表面に塗膜をつくるだけの一般塗料とは性質が異なります。

このポリウレタン樹脂のビスフェノールA(BPA)の安全性が問題になっていましたが現段階では問題なしとの見方で問題ないようです。缶コーヒーなどの缶の内側にはエポキシコーティングが使われていて現在はタルク缶も多くなってきているが。確かに男性が女性化してきているのかもしれないがそれは別の原因。タルク缶(petコーティングしたもの)は2002年で5缶に1缶の割合。大豆には天然のホルモン様物質が含まれていてだからといって大豆は危険だ、ということにはならない。これは科学的に証明するまでもなく人類の歴史が証明している。ただ尿道下裂といった現象は胎児のような内分泌かく乱物質にたいして抵抗力をもたない場合に起こりうるので妊婦、乳幼児は気をつけたほうがいいでしょう。訂正 ビスフェノールAはエポキシ樹脂に含まれているものでポリウレタンではありません。お詫びして訂正いたします。缶の組み立て接着にはエポキシが使われているものがあります。

木固めAを使う場合作業する際には防毒マスクをしていますが溶剤を扱うことなく作業できればそれにこしたことはありません。



「KASEN」から
ハードヨゴレーズ塗加工(特殊ポリウレタン)の食器は、日本全国の一般家庭の食卓で使用されているみそ汁椀・政府専用特別機等のVIP用食器・病院用食器、及び、日本全国各地の和食・洋食レストラン等の業務用漆器としても長年の使用実績があります。
それらの製造工程においてハードヨゴレーズ塗用塗料を使用し、毎日ppm単位以上の塗料が暴露(一日数グラム経口摂取)される吹き付け作業環境の下、2世代において従事している工員の健康影響についても何ら問題がなく、それらの長年の使用実績からもその使用塗料が環境ホルモンで無いことが実証されています。
以上の結果、現在アニマート・スクールウェアは人体への健康影響については何ら問題も無く、自治体やご父兄、教職員の方々からも理解が得られ易く、比較的スムーズに導入が可能な安全性に優れた『伝統ある塗り物食器』です。

内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)と疑われている化学物質が樹脂製食器から微量に溶出し、人体への健康影響について問題となっています。それらをふまえ樹脂製食器の選定で最も大切なことは、導入時の食器の初期性能(加水分解しない)を5年以上保てる食器を選ぶことが、環境ホルモン問題の解決の重要なポイントになるものと思われます。
尚、ポリカーボネート樹脂製食器で環境ホルモン問題が生じました様に、購入時には何らビスフェノールAが溶出しないのにも関わらず、4〜5年間のみの使用で樹脂劣化が(毎日熱風消毒保管機内で飽和水蒸気中に繰り返しさらされる事により生じる加水分解)進行し、その結果、ビスフェノールAが食器から溶出して(平成11年4月横浜市学校給食食器調査委員会発表)全国の学校給食施設での環境ホルモン問題として提起されました。
すなわち、繰り返し使用する学校給食用食器に加水分解する樹脂で食器を製造した事による原因にて、多大な被害が全国の学校給食現場で発生しました。そしてその事が、樹脂製食器全般の不審を招きました。
もし、ポリカーボネート樹脂が加水分解しない樹脂であったならば、ビスフェノールAが溶出することも無かったのです。
以上の教訓から、同じ過ちを二度と起こさないように、導入後の安全性の検証として、『10年間使用しても加水分解しない樹脂製食器の選定』が、環境ホルモン問題を解決した経済性に優れた食器の選び方になるものと思われます。



環境ホルモンリスト】
文責 浅野佳枝

1  ダイオキシン類・フラン類 科学物質の合成過程や焼却過程で非意図的に生成
2  ポリ塩化ビフェニール類(PCB) 熱触媒、ノーカーボン紙、電気製品
3  ポリ臭化ビフェニール類 難燃剤
4  ヘキサクロロベンゼン 殺菌剤、有機合成原料
5  ペンタクロロフェノール 防腐剤、除草剤および殺菌剤
6  2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸 除草剤
7  2,4-ジクロロフェノキシ酢酸 除草剤
8  アミトロール 分散塗料、写真剤、樹脂の硬化剤、除草剤
9  アトラジン 除草剤
10 アラクロール 除草剤
11 シマジン 除草剤
12 ヘキサクロロシクロヘキサン 除草剤
13 カルバリル 殺虫剤
14 クロルデン シロアリ駆除
15 trans-ノナクロル 
16 オキシクロルデン クロルデンの代謝物
17 1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン
18 DDT 殺虫剤
19 DDT代謝物(DDE,DDD) 
20 ケルセン、ジコホール 殺ダニ剤
21 アルドリン 殺虫剤 
22 エンドリン 殺虫剤
23 ディルドリン 殺虫剤
24 エンドスルファン 殺虫剤
25 ヘプタクロル 殺虫剤
26 ヘプタクロルエポキサイド ヘプタクロルの代謝物
27 マラチオン(別名マラソン) 殺虫剤
28 メソミル 殺虫剤
29 メトキシクロル 殺虫剤
30 マイレックス 殺虫剤
31 ニトロフェン 除草剤
32 トキサフェン 殺虫剤
33 トリチプルスズ(TBT) 船底染料や漁網の防汚剤
34 トリフェニルスズ(TPT) 船底染料や漁網の防汚剤
35 トリフルラリン 除草剤
36 アルキフェノール類
   4-オクチルフェノール 油溶性フェノール樹脂(タッチファイアー、印刷インキ、ワニス)、界面活性剤
   ノニルフェノール 界面活性剤等、エチルセルロースの安定剤、油溶性フェノール樹脂、洗剤、油性ワニス、石油製品の酸化防止及び腐食防止剤など
37 ビスフェノールA ポリカーボネイト樹脂、エポキシ樹脂の原料
38 フタル酸ジ-2-エチルヘキシル プラスチックの可塑剤(シート、レザー、電線被  覆剤など)
39 フタル酸ブチルベンジル プラスチックの可塑剤(床壁用タイル、塗料用、ペース  ト用、人造皮革、室内装飾品など)
40 フタル酸ジ-n-ブチル  プラスチック用の可塑剤(ラッカー、接着剤、レザー、印刷インキ、安全ガラス、セロハンなど)
41 フタル酸ジンクロヘキシル 防湿セロファン用可塑剤、アクリルラッカー用可塑剤など
42 フタル酸ジエチル プラスチックの可塑剤
43 ベンゾピレン コールタール処理、石油生成、コークス製造、発電などの製造過程の発生や、たばこや燃料などの燃焼など日常生活からも発生
44 2,4-ジクロロフェノール 染料中間体
45 アジピン酸-2-エチルヘキシル プラスチックの可塑剤(耐寒性を生かしたレザー、一般フィルムなど)
46 ベンゾフェノン 医療品合成原料、保香剤、紫外線吸収剤
47 4-ニトロトルエン P-トルイジン、2,4,6-トリニトロトルエンなどの中間体
48 オクタクロロスチレン 有機塩素化合物の副生成物
49 アルディカーブ 殺虫剤
50 ベノミル 殺菌剤
51 キーボン(クロルデコン) 殺虫剤
52 マンコゼブ(マンゼブ) 殺菌剤
53 マンネブ 殺菌剤
54 メチラム 殺菌剤
55 メトリブジン 殺菌剤
56 ペルメトリン 殺虫剤
57 シペルメトリン 殺虫剤
58 エスフェンバレレート 殺虫剤
59 フェンバレレート 殺虫剤
60 ビンクロゾリン 殺菌剤
61 ジネブ 殺菌剤
62 ジラム 殺菌剤
63 フタル酸ジペンチル
64 フタル酸ジヘキチル
65 フタル酸ジプロピル
66 スチレン
67 n-ブチルベンゼン

豆知識

桐(キリ)はゴマノハグサ科の落葉高木で、英語ではpaulownia (ポローニア) と呼ばれる。
 成長はきわめて早く、幹は高さ10mにも達する。材は、比重0.31と日本の樹木の中で最も軽く、色白で木肌は美しく、狂いが少ない。更に、湿度の通過性や熱伝導率がきわめて小さい特性を持っているため、用途としてはタンスをもって第一とするが、刀剣、掛け軸など高級貴重品を収納する箱のほか、琴、琵琶等の楽器、下駄等の日用品に至るまで幅広く使用される。また屑を焼いて懐炉灰に用いたほか、樹皮は染料、葉は除虫用に使われた。
 なお、中国では、桐は鳳凰が親しむお目出度い樹として崇拝され、我が国においても、菊とともに皇室の紋章や神紋にも用いるなど高貴に扱われている。五三の桐、五七の桐、唐桐などが紋所の図柄として有名で、その変形も多い。

 昔、農家では女の子が生まれると庭に桐の苗木を二本植え、その子が成人してお嫁入りするときに桐を伐採し、その材料で桐タンスや長持を作ってもらい嫁いだと云います。
 桐は家具材に適すると同時に成長が早く、15〜20年経つと成木となり家具材として使えるように育つことから、こうした風習が根付いたようです。

火事のときに桐タンスは黒焦げになったが、中の着物は無事だったという話が語り継がれています。これには、桐がもつ二つの特性で実証することができます。
 一つは、桐は熱伝導率が極めて低く着火点が高いので、表面が焦げても中まで火がまわるのに時間がかかるからである。金庫の内部が桐で出来ているのはそのためで、外側の鉄板が炎で真っ赤に焼けても、内部が桐で出来ていれば断熱効果にも優れるので重要書類や紙幣などが自然発火しにくいのである。
 二つ目は、他の木材に比べ吸水性に優れるので消火の水を直に吸収してしまいます。たくさんの水を含むと当然燃え難くなり、同時に木が膨張するので引出しや扉の隙間をふさぎ、タンスの内部に消化の水が入るのを防ぎ、大切なモノを守ることが出来ます。
 昔から、火事になったら桐タンスに水をかけろと云われたのもこうしたことからで、桐という素材を知り尽くした先人達の知恵が伝わります。
 但し、どちらにしてもボヤ程度の火事の場合のことで、家が全焼するような火災であれば桐タンスでも当然焼けてしまいます。 「KAGU」から








日本の大都市の気温、世界平均の3倍を超えるペースで上昇
 
 20世紀中に日本の大都市の平均気温は世界平均の3倍を超えるペースで上昇、東京で最低気温が氷点下となる「冬日」は、年平均で今世紀初頭の「60日あまり」から、最近では「3日あまり」へと1/20近くに激減し、逆に最低気温が25度以上の「熱帯夜」が急増したことが、気象庁の観測データでわかった。
 この100年間で、平均気温は地球全体で約0.6度、日本では約1.0度上昇したとされる。地球温暖化の影響が懸念されているが、ヒートアイランド現象が顕著な日本の都市部ではこれに輪を掛けた高温化が進んだことをはっきり示した。
 気象庁によると、東京都心の昨年の平均気温は観測史上最高の17.0度だったが、20世紀が始まった1901(明治34)年は3.2度低い13.8度。昨年の福島の平均気温と同じだった。年ごとのばらつきを補正した100年の平均気温の上昇は東京が2.9度、名古屋は2.4度、札幌と京都、福岡が2.3度、仙台は2.1度だったという。

 東京では1900年から10回の冬には平均6.17日の「冬日」があったのに対し、90年以降は平均3.2日。逆に「熱帯夜」は1901〜1910年の年平均0.7日が、1991〜2000年には29.6日に増えた。
 気象庁のベテラン予報官は「近年の温暖化は、気温が下がりにくくなっているのが特徴。このままでは本格的に寒い冬はなくなってしまうのではないか」と話している。

 21世紀の世界の気温について、気象庁はCO2など温室効果ガスの放出がこのまま続けば100年で1.0〜3.5度上昇すると予測している。仮に日本全体の気温が3.5度上がると、東京の気温はケニアの首都ナイロビ(年平均19.0度)に匹敵するようになり、那覇はシンガポール(同26.7度)並みになる計算だ。

  ちなみに、この20世紀には数々の気象の記録も生まれた。最高気温の記録は撫養(徳島)の42.5度(1923年8月6日)、最低気温は美深町(北海道)の氷点下41.5度(1931年1月27日)。

<2000年の台風のまとめ>

 気象庁は19日、2000年の台風についてのまとめを発表した。
 今年は14年ぶりに本土(北海道、本州、四国、九州)への上陸がなかったほか、発生数は平年(27.8個)より少ない22個で3年連続平年を下回った。
 同庁太平洋台風センターは「地球温暖化によって、台風が発生する熱帯域の海面水温と気温の温度差が縮まって対流活動が不活発となり、台風が発生しにくくなっているとの見方もあるが、はっきりしたことは不明」と説明している。

 今年の台風発生数は、9月末まで18個と平年の19個とほぼ並んでいたが、その後は熱帯域の対流活動が不活発になり、結果的に平年を下回ったとのこと。勢力は、約半数の12個が最大風速35メートル以上の「強い」以上で、ほぼ平年並みの割合。本土への接近はほぼ平年並みの5個(平年は5.3個)、沖縄など南西諸島への接近や通過は10個(同7.5個)と平年を上回った。

(参考資料:12月24日付 共同通信ニュース速報)


(文責:編集部 立山裕二、小松)  (エコロジーシンフォニー2000年12/25)


1990〜95年の間の熱帯林消失、日本列島の1/3に相当
 
 国連食糧農業機関(FAO)によると、1990〜95年の間に熱帯地域の森林は、年間で日本列島全体の1/3に当たる1260万ヘクタールも消失した。近年、このペースは鈍くなっているとはいえ、依然として熱帯林の破壊は深刻で、環境保護団体によると、実際に減少した熱帯林の面積はもっと大きいという。
 FAOによると、大規模な焼き畑や過剰な放牧などと並んで、商業目的の乱伐も熱帯林破壊の大きな要因の1つだという。先進国の丸太の消費量は減少傾向にあるが、発展途上国の消費量が急増しており、この傾向は今後も続くとみられている。
 熱帯林を国内に持つ発展途上国には、持続可能な林業経営の実現のため、先進国からの技術や資金の援助を求める声が強まっている。

<大きい日本の責任>

 日本は、国土の67%が森林という先進国の中では有数の森林国でありながら、木材輸入量は8700万立方メートル(97年)と、世界最大の輸入国になっている。
 地球温暖化対策や生物多様性の保全、砂漠化防止などについては、国際条約が採択されるなど徐々に対策が進んでいるが、森林保全に関する国際的取り組みは遅れがち。持続可能な森林を一刻も早く実現するために日本の責任は大きいといえる。

<ITTOの目標も未達成>

 また、熱帯林産木材の貿易関連諸国が加盟する国際熱帯木材機関(ITTO)が、破壊の進む熱帯林を守るために10年前に定めた「2000年中に環境に配慮した森林からの産品だけを扱うことにする」という目標を達成できなかった、とする見解をまとめていたことがわかっている。

 ITTOは、今後の具体的な目標達成年限の設定も断念。環境保護団体は、「達成時期の明記を放棄したのは大きな後退」と批判しており、各地で続く熱帯林の破壊的な伐採への国際的な対応の不十分さが明らかになった形。
 先進国の資金や技術援助の不十分さも一因とされ、世界最大の木材輸入国としてITTO本部を誘致した日本への風当たりも強まりそう。

  ITTOは、森林破壊につながらない「持続可能な熱帯林の利用」を図る目的で1986年に設立。90年に「2000年までに、すべての熱帯の木材と木材製品の輸出を、持続可能な経営がされている森林からのものにする」との目標を定めていた。
 目標の達成年次である今年の2回の理事会で、専門家による報告書などを基に、各国の目標達成状況を検討。その結果、ガーナやカメルーンなど6つの国の一部の森林で目標に沿った動きが出てきたものの、人材や資金の不足からほとんどの国で目標が達成されていないとの結論に達した。
 このためITTOは11月初めの理事会で「できる限り早い時期に達成することを目指す」ことを決議。「2000年目標」という名称は「目標2000」と変えることになった。

(参考資料:12月18日付 共同通信ニュース速報)


(文責:編集部 立山裕二、小松)  (エコロジーシンフォニー2000年12/25)


住友林業、環境ホルモンを分解できる細菌の新種を発見
 
 住友林業筑波研究所(つくば市)は16日、環境ホルモン(内分泌かく乱物質)のひとつであるビスフェノールAを高い能力で分解できる新種の細菌を発見した、と発表した。今後2〜3年かけて、廃棄物処理場からの浸出水や工場廃液中のビスフェノールAを分解・浄化するプラントの開発に乗り出すという。
 ビスフェノールAは女性ホルモンに似た性質があり、食器などの合成樹脂の原料に使われ、身近に存在することから人体への影響が懸念されている物質。
 同研究所では、全国各地の約500種類の土壌中の微生物から能力の高い分解菌を探し、1リットル中に100ミリグラムという高濃度のビスフェノールAを3時間で水と二酸化炭素に分解できる細菌を見つけ「AO―1株」と名付けた。
 ビスフェノールAを分解する細菌はこれまで2種類が見つかっているが、「AO―1株」は従来の菌より、ビスフェノールAを高い濃度でも分解できる能力がある。
 さらに、有機溶媒に接触させた状態でも1日以上生存できるため、ほかの成分が混じった廃液にも適用できるという。

(参考資料:10月16日付 毎日新聞ニュース速報)


(文責:編集部 立山裕二、小松)  (エコロジーシンフォニー2000年10/23)



  1. 2006/10/25(水) 23:10:52|
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