隣の焼き物より径、高さとも1cmぐらい大きく、という依頼でしたのでこんな感じになりました。重さは軽くなっています。
私は木の年輪はすぐれた模様だと思っています。これを塗りで消してしまうのは非常にもったいないと思います。
豆知識
「京都経済新聞」から
京都経済新聞の記事一覧
「シリーズ:ゴミはさまよう」
カテゴリー: @ 2004年10月2日(土曜日)
〜捨てられた資源ゴミのその後を追う
空缶と残飯が混じり合ったビニール袋を手で引き裂くと、強烈な異臭のかたまりが顔中に飛び込んできた。慣れない臭いに胸がひどくむかつく。目まいで薄ぼんやりとした視界の左からは、ゴミの積み上がった山が、ベルトコンベアに乗って無限に流れてくるのが見える。
京都市内の家庭から収集されるペットボトルや空缶などの資源ゴミは、一日に約70トン。その内の三割が授産施設「京都市横大路学園」(京都市伏見区横大路)に運び込まれ、分別、圧縮加工されて精錬業者に売却されてゆく。ここでは、施設の少数の職員を除けば、五十四人の知的障害者が作業に従事している。
作業場に入ると、空缶や空ビンがぶつかり合うけたたましい騒音と、辺り一面にこびりついた汚臭にまず顔を歪めた。作業は各1時間づつの4ターム制。作業着を着、強化手袋と耳栓をつけ、ベルトコンベアに臨む。すでに夏も終わって涼しい季節だが、一時間余りもゴミを取り分け続けると、作業着は汗でびっしょりとなる。
ベルトコンベアからは実に様々なものが流れてくる。資源ゴミと勘違いされたナベ、カマなどの金物。新聞紙にくるまれた包丁。ハンガー、金網、安全カミソリ、手つかずの贈答品。食べ残しが発酵したツナ缶は凄まじい悪臭を放つ。遠方で突如、誰かが奇声を挙げた。見ると、皆の緊張した視線が集中する中、針が剥き出しになった注射器が流れている。特殊な強化手袋を着けていても、この手の針状物に刺される危険は常につきまとう。
横大路学園は設立されて十三年。設備の維持費と月に約五万円の園生への工賃はそのほとんどをアルミ缶の売却費で賄い、行政からのゴミ処理費の補助なしで安定した運営を保ってきた。しかし、ここ数年で状況は激変した。「アルミ缶と違って再生利益率の低いペットボトルが資源ゴミの多くを占めるようになってからは、運営が非常に厳しくなった」と北川倫子園長は頭を抱えている。このやっかいな容器は、せっかく分別しても全くお金にはならず、業者に有料で引き取ってもらうしかない。
現在のペットボトルリサイクルの美名には、不自然な非効率性が伴っている。大量消費型から循環型社会への転換が提唱される現在、私たちは正しい道を歩いているのだろうか。そんな疑問がふと頭に浮かびつつ、横大路学園を後にした。(第471号)
- 2007/08/29(水) 12:51:11|
- コップ、グラス、花器、木のトロフィー|
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